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自分用メモ。

kobo glo の内蔵 microSD 換装+CFW導入

microSD の換装

先日 kobo glo を買ったが、kobo は内蔵 microSD を交換することで容量が増やせるとのことなので、実際にやってみた。

殻割り

まず、kobo glo の殻を割る必要がある。下の記事や動画を参考にしてやってみたが、これがなかなか硬い。2ch の kobo スレでディスプレイを割ってしまった人を見たので、慎重にならざるを得ない。

最初に一箇所浮かせるまでが大変だが、その後はプラスチックのカードなどを差し込んですべらせていくとパキパキっと外れてくれる。殻割りができたら、microSD を外す。glo では単に挿し込まれているだけなので、横に引っ張れば簡単に抜ける。

バックアップ・コピー

次に、外した microSD の中身を取り出す。PCにつないだカードリーダに入れてみると、次の3つのパーティションからなっていることがわかる。

  • KOBOeReader: 普通に kobo をUSB接続したときに見えるパーティションがこれ
  • rootfs: メインのパーティション
  • recoveryfs: 初期化時のリカバリ用パーティション
$ mount
(略)
/dev/sdc2 on /media/recoveryfs type ext4 (rw,nosuid,nodev,uhelper=udisks)
/dev/sdc3 on /media/KOBOeReader type vfat (rw,nosuid,nodev,uid=1000,gid=1000,shortname=mixed,dmask=0077,utf8=1,showexec,flush,uhelper=udisks)
/dev/sdc1 on /media/rootfs type ext4 (rw,nosuid,nodev,uhelper=udisks)

この microSD のイメージを dd で取り出す。

$ sudo dd if=/dev/sdc of=~/kobo.img
7744512+0 レコード入力
7744512+0 レコード出力
3965190144 バイト (4.0 GB) コピーされました、 196.613 秒、 20.2 MB/秒

これを新しい microSD に書き込めばよい。今回は、シリコンパワー製 16GB Class10 の microSDHC を買ってきて使った。ちなみに、kobo にもともと内蔵されているものは SunDisk 製 4GB Class4。

シリコンパワー micro SDHCカード 16GB (Class10) 永久保証 (SDHCアダプター付) SP016GBSTH010V10-SP

シリコンパワー micro SDHCカード 16GB (Class10) 永久保証 (SDHCアダプター付) SP016GBSTH010V10-SP

新しい microSD を挿して、dd コマンドで書き込み。

$ sudo dd if=~/kobo.img of=/dev/sdc
7744512+0 レコード入力
7744512+0 レコード出力
3965190144 バイト (4.0 GB) コピーされました、 953.01 秒、 4.2 MB/秒

これだけだとパーティションのサイズも元のままなので、GParted を利用して KOBOeReader パーティションを最大まで拡張した。ここで swap を作っておくと後述のカスタムファームウェアで利用できるようだが、今回はとりあえずそのまま。

換装

書き込んだ microSD を kobo に挿入し、kobo の電源を入れれば作業完了。設定画面の「デバイス情報」で内蔵ストレージの容量が確認できる。

CFWの導入

kobo の不満な点を一部解消したカスタムファームウェア(CFW)が、2ch の kobo hacking スレを中心にして開発されている。

アップローダからZIPを落としてきて展開する。今回利用したバージョンは0.93.4。詳細については readme.txt に書いてある。

kobo をUSBで接続し、.kobo ディレクトリの中にCFWの .kobo/KoboRoot.tgz と koboCFW.conf を入れる。koboCFW.conf を書き換えることによって設定を変更できるが、今回は UpdatePDFPageDirection="ON" を "OFF" に変更するだけに留めた。あとは取り出しをしてUSBケーブルを外せば、CFWに更新される。